うるう秒2015いつ?日程と時間を知ってネット障害を軽減
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2015年うるう秒が調整されることが決まりました。うるう秒とはなんでしょうか?2015年のうるう秒調整日と時間を見てみましょう。影響を受けないように関係者の皆さんは今のうちに対策を取っておきたいところですね。
うるう秒とは
うるう秒:時刻は地球の公転・自転に基づく天文時から決められていましたが、原子の振動を利用した原子時計に基づく国際原子時が測定できるようになると、原子時計と天文時に基づく時刻の間でずれが生じるようになりました。うるう秒は、このずれを調整するために追加される1秒のことを言います。
— 総務省ICTツイート (@MIC_ICT) 2015, 1月 18
地球の自転速度って一定じゃないんです。微妙なズレを調節するのがこのうるう秒。
似たものにうるう年があります。
うるう年は地球が太陽の周りを1周する日数と
現在世界中で使われているグレゴリオ暦のズレの調節で設けられる1日。
地球の公転速度が影響しているんです。
うるう秒とは別物です。
1年が366日になります。
4年に1度の割合でくる2月29日です。
2010年問題と言われる年数処理のバグがおこりましたね。
コンピューターシステムの誤作動で、
オーストラリアの金融機関が日付を誤判定したり、
ソニーの「プレイステーション3」で2010年をうるう年として誤判定したり、
シチズンの電波腕時計などが影響を受けています。
うるう秒も同様のことがおこりえるわけです。
うるう秒2015はいつ?
実地日 2015年7月1日(水)
実地時刻 午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間
通常なら午前8時59分59秒の後は午前9時00分00秒ちょうどなのですが、
午前8時59分59秒のあとに通常には無い午前8時59分60秒がカウントされます。
2015年で26回目、平日実地は18年ぶりとなります。
NTTの時報は?
素朴な疑問がNTTの時報サービス。
2012年のうるう秒の際に、NTTの時報サービス「117」は午前8時59分59秒の後に午前8時59分60秒を追加しています。
加入電話や電話サービスによって若干午前9時のガイダンス方法が異なります。
NTTでは2012年6月にうるう秒の調整発表がなされているので、今回2015年も同様に6月に発表されるのではないでしょうか?
うるう秒の影響は?前回2012年の例
うるう秒が7/1に追加されるらしい。トラブらないよう今から祈っておこう。
— 勤労年間 (@sirohuku) 2015, 1月 8
うるう秒の影響を受けるのは、1秒単位で取引が行なわれる電子取引など特定の業種だけではありません。前回の影響はこんなところにも。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「mixi」でも、うるう秒を原因とするトラブルが発生した。7月1日午前9時から約4時間にわたってシステム障害が発生し、つながりにくくなってしまったのだ。
Gawkerの最高技術責任者(CTO)であるTom Plunkett氏は米CNETに対し「100%オフラインになったわけではないが、30日夜、サービスが非常に不安定な状態が約30分続いた」と述べた。
mixiも影響を受けていたんですね。
Linuxのカーネル関連のバグをはじめとして、世界中のネットサービスが不具合を起しています。
このときの無傷なのが天下のGoogle。leap smearという方法。
ちゃんとうるう秒に向けて対策をしていたようです。さすがです。
うるう秒でも一般の時計は一秒遅らせれば大丈夫。
電波時計は自動的に調節されます。
ほかにも、電波時計や携帯電話の時計は、送信局からの信号を受診して自動的に時刻を合わせてくれる。
パソコンの内部時計も、ネットワークに接続していればインターネットタイムサーバーと同期できるため、不便はないはずだ。
スマホの時間も大丈夫のようです。
一般の方への影響もさることながら、サーバー管理者のほうが影響は多大です。
企業の信用問題にもなりますしね。
今回18年ぶりの平日調整ということで稼動しているコンピュータ機器も多いはず。
サーバーを管理する側は注意が必要です。
以前私の夫はSEで電力会社のサーバー室にこもりっきりでした。
システムがちゃんと作動するようにこもりっきりにならないといけないようです。
こういう問題で影響を受けないようにサーバー室にこもりっきりになる関係者の方も多いのではないでしょうか?
ご苦労様です。
こういう影の功労者がいることを頭の片隅置いていただければ。。。