2013有馬記念CMテイエムオペラオーの包囲網敷いたライバル達

いよいよ2013年の大一番！有馬記念が近づいてきましたね。JRAのCMも有馬記念バージョンとなり、胸が高鳴り始めているファンの方も多いのではないでしょうか？

この馬、競馬ファンじゃない方の知名度は低いですが、生涯で獲得した賞金があのディープインパクトを凌ぎ、歴代１位なお馬さんなのです。その金額は何と17億！

この凄さをゴルフ界で例えるとこんな感じ↓

出典：GDOニュース

ではCMを早速ご覧あれ↓

あ、違いましたね。これは2011年バージョンのCMでした。

2013年バージョンはこちら↓

CMで表現されている『道は消えたはずだった』というセリフ。これは正にテイエムオペラオーが勝った2000年有馬記念での出来事を表現しています。

レースを見てもらえれば分かりますが、テイエムオペラオーはスタートを決め先頭集団に取り付けますが、最初のコーナーあたりで他馬がペースを上げテイエムオペラオーがさらっと後方の位置になってしまいます。

道中も先行勢は団子状態。３コーナー手前からペースアップしますが隊列はあまり崩れません。４コーナーでもテイエムオペラオーは依然後方のまま。

有馬記念が行われる中山競馬場は直線が短く、ゴール手前で急坂があるコース。ここから外を回していたら前を捉えることはほぼ不可能な状態。

正にテイエムオペラオー包囲網。ほぼ万事休すと思った人が大半でした。

直線に向いて鞍上の和田騎手は馬群に突っ込みます！

そして狭い隙間をぬって一気に先頭に躍り出たところがゴール。

強さをまざまざと見せつけられた有馬記念でした。

17億以上の賞金を荒稼ぎしたテイエムオペラオー。デビュー前の評価は低く、市場取引価格は何とたったの1050万円！あのディープインパクトが7000万円ですから、いかに安いかお分かりいただけるでしょう。

地味な血統馬が良血馬をまとめてやっつける。

テイエムオペラオーは競馬サクセスストーリーの象徴的な馬です。

ほっとな物語