高畑勲「かぐや姫の物語」翁の声(故・地井武男と三宅祐司)の感想
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ジブリ高畑勲監督映画『かぐや姫の物語』がテレビ初放送されますね。制作費50億と言われる『かぐや姫の物語』。海外評価も高く表現技術は圧巻です。かぐや姫の育ての親・翁の声は俳優の故・地井武男さん。翁の声や声の感想についてまとめています。
『かぐや姫の物語』翁の声は故・地井武男さん、代役に三宅祐司さん
かぐや姫の育ての親・翁は映画製作途中で他界された故・地井武男さん。
温かい慈悲深い声が印象的でしたね。
未収録部分の代役をされたのが俳優・タレントの三宅祐司さん。
三宅は、一部代役ということに観客が戸惑い、地井さんの熱演に集中できなくなることを懸念し、自分の名前を一切公表しないことを望んだ。しかし、スタジオ ジブリから「エンドロールは見終わった人がみるもの。映画の記録として三宅さんの名は残したい」という提案と希望があり、エンドロールにだけ「三宅裕司(特別出演)」と名前を載せることになった。
三宅さんの人柄が感じられるますね。
三宅は、夕暮れの竹やぶの中で翁がかぐや姫を必死で探すシーンの「どこへ行ってしまったんだよー。おーい、姫よー」というセリフや、姫が月へ帰ってしまい 泣くシーンの息づかいなど、計6シーンを熱演。高畑監督は「誰が聞いても違和感がない。地井さんそのものだ」と大満足で、一発OKの連続。アフレコはもの の10分で終了したという。三宅裕司、亡き地井武男さんへ恩返し 「かぐや姫の物語」に代役出演していた : 映画ニュース - 映画.com
三宅さんのシーンは6つ。
三宅裕司、亡き地井武男さんへ恩返し「かぐや姫の物語」に代役出演していた http://t.co/kS8uAyTh1D これは全然気が付かなかった…!
— 明日香 (@auaeia) 2014, 1月 2
>三宅裕司が地井武男さんの“助っ人”「かぐや姫の物語」で声優 >高畑監督も「誰が聞いても違和感がない。地井さんそのものだ」と絶賛。 http://t.co/tyaq1gVBxZ / 言っちゃなんだが、正直俺は違和感あった。まさか別人だとは思わなかったが
— ガム (@mazui_gamu) 2013, 12月 6
かぐや姫の物語。間違いなく後世に語り継がれる名作の出現。かぐや姫がとんでもなく魅力的で、特に歌うシーンは魅了されっぱなしだった。キャラクターの容姿とキャストがそっくりなのも興味深い。女童が特にお気に入りに。地井武男さんの代役の三宅裕司さんもどこから変わったのか正直わからなかった。
— くるまる (@nekokichi888) 2013, 12月 17
なんとなく「?」と思うところがある方もいらっしゃいますが、知らないで見ていたら、どこか分からないと思います。
出典:http://m.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/07/19/jpeg/G20120719003710180_view.jpg
なんとなく口元とか似てる気がします。
皆さんは三宅祐司さんの声がわかりましたか?
三宅さん、映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のドク(エメット・ブラウン博士)の声も葺き替えているんです。古いですか?
アニメでは2008年『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』で長老ジィ役を演じています。
かすれた感じの声がいい味を出しています。
三宅祐司×いわさきちひろ&高畑勲×地井武男
乳児期、近所に住んでいた画家・いわさきちひろの乳を飲んで育った。当時、ちひろは乳飲み子だった息子・松本猛(安曇野ちひろ美術館館長)をやむなく安曇野の両親に預けていたため、母乳が途切れぬようにと三宅に乳を与えていた。
父は司法試験の受験勉強中で、生活は駆け出しの画家だった母の絵筆一本にかかっていた。誕生後2ヶ月ほどは床の間に寝かされていたが、母は仕事と育児の両立が困難になり、長野県北安曇郡松川村(安曇野ちひろ美術館所在地)に住んでいた祖父母の元に預けられる。
いわさきちひろさんの息子・松本猛さんと乳兄弟になるんですね。
余談ですが、公益財団法人いわさきちひろ記念事業団の2013年度評議員・理事・監事名簿のなかにジブリ映画『かぐや姫の物語』の高畑勲監督の名前がみられます。
三宅祐司さんはいわさきちひろさんを通しても高畑監督とつながっていたことになりますね。
地井武男さんの人気番組テレビ朝日の『ちい散歩』。
2007年5月8日この番組で訪れたのが東京・石神井。
「ちひろ美術館・東京」にも立ち寄っているんです。
地井武男さん、絵画も好きでしたね。絵手紙集も出版されているほどです。
こうやって考えると人のつながりっておもしろいなーと思います。
『かぐや姫の物語』楽しんでくださいね。
おまけ・ちひろ美術館とは
「ちひろ美術館・東京」は雰囲気のいい美術館で、仰々しくない空間でいいですよね。
ちょっとまとまったお休みのときに家族で「安曇野ちひろ美術館」というのもおススメです。お父さんもゆっくりできると思います。
絵本関連の作品のコレクション数は世界規模。
絵本専門美術館のパイオニア的存在で、絵本原画を楽しみたい方やお子さんが喜べる場所です。
2016年夏には黒柳徹子さん著書『窓ぎわのトットちゃん』の電車の教室が登場するので子供をつれていきたいな~と思っています。
あの本を読んだ人なら、「自分の学校も電車の教室だったら良かったのに」と思ったはず!電車の図書館も憧れでした。
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