ソニー創業者井深大とフォードから学ぶ、想像力溢れる子育てとは?
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人は色んなところで繋がっています。歴史に残る偉人が残した記録から様々なことを学び、後世に役立てていくことは現代を生きる大人の重要なミッションの一つではないでしょうか?
ソニー創業者の井深大さんとヘンリー・フォード氏が残した逸話。ここから見えてくる共通点から想像力豊かな子育てについて考えてみます。
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井深大には様々な逸話が!東芝に不採用?
盛田昭夫さんとともにソニーの創業者の井深大さん。日本を背負ってたつ技術者でしたね。彼には様々な逸話があります。
手先が器用で、子供の頃は時計などの機器を分解しては組み立てていたようです。親戚のおばさんたちから、大くんが来ると時計が分解させられてしまうと恐れられていたとか。学生時代から奇抜な発明で周囲から一目置かれていたようです。
不思議なのは入社試験で東京芝浦電気(現・東芝)から不採用されていることです。このとき東芝に採用されていたら今の日本はどうなっていたんでしょう?
やはり独立してSONYを立ち上げていたでしょうか?
東芝から『ウォークマン』が出ていたかもしれませんね。
井深さんは、亡くなる直前まで、夢を持ち続けた人です。新しいことにチャレンジしたいという前向きな精神には感銘をうけます。
ヘンリー・フォードとの共通点
出典:response.jp
ヘンリー・フォードさんは自動車を裕福層のものから庶民の足にした人物です。自動車産業で初のベルトコンベア方式を用いて大量生産を可能にしました。
彼もまた子供のときに時計の分解、組み立てを繰り返していたようです。
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で?子育てとどう関係するの?
ものを分解して組み立てる行為は、そのものの仕組みを理解するうえで随分勉強になります。実際、工業高校、大学などで自動車の分解、組み立ての授業があります。
子供に「壊すから」という理由でいろいろなものを制約するのはもしかしたら才能の目をつむことにつながるのかなぁとも思います。
かといって大事なものを壊されるのはやっぱりイヤなので、「壊されること」を目的としたもの(時計でも何でもいいんですが)とドライバーを子供に与えるのも1つの子供の才能を発掘する手立てになるのかなぁと思います。もちろん使用するときは大人がついていなければなりませんが。
井深さんが著書『幼稚園では遅すぎる』で絵本は読む物だとはじめから教え込んではいけない。はじめは破っても落書きしてもいいんです。そのうち絵本は読んだほうが楽しいということが分かってきます。というような内容のことが書かれていました。
「これはこういう使い方をするもの」と決め付けてしまうとそこから創造の余地がなくなります。絵は筆を使ってすべての人が描いているわけではありません。割り箸でだって描けますし、自分の指だけで描いている作家さんもいます。また紙ばかりが絵を描く場所ではありませんよね。
自分の子供に実践してみた
この本を読んで、自分の子供に実践してみたことがあります。子供が生まれてから、破っても、落書きをしてもいい絵本を数冊用意して、好きなようにさせ、並行してほぼ毎晩、病気や用事のとき以外は寝る前に絵本の読み聞かせをしました。
昼間、子供は絵本でドミノ倒しをやったり、部屋中に並べたりしていました。最初のうちは破ったりしていた絵本を、「おかあさん、よんで」と持ってくるようになりました。
読んでもらいたい絵本はしばらく同じものが続きます。同じ本を一定期間読み続けることは言語の発達面で非常に効果的です。子供は小学1年生と年中さんになりました。
上の子は市立図書館に行けば、自分の読みたい本を探してくるようになりました。学校の図書室にも1人で行って読みたい本を借りてきます。下の子も文字が読めないなりにも自分が読んで欲しい絵のついた紙芝居や絵本を持ってくるようになりました。
井深さんの言ったことが本当になりました。今後どうなるか観察していこうと思います。
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