竹内択難病チャーグ・ストラウス症候群！ソチジャンプ団体銅の裏側

出典：jiji.com

ソチオリンピックジャンプ団体、銅メダルおめでとうございます！！よかったですね～。強豪がひしめく中よくやってくれました。長野オリンピック以来１６年ぶり。ルール変更に悩まされたことも力に変えられた瞬間でした。団体メンバーは決して万全のコンディションではなかったようです。メンバーそれぞれが自分と闘っていました。

葛西紀明の闘い！大会前の練習で痛めた腰とピロシキ

葛西選手、大会前に腰を痛めていて心配されていましたね。おまけにジャンプ前の食事調整のなか、ピロシキで軽めに食事をとったら、おなか壊しちゃったみたいです。専属ドクターや周りのサポートって重要ですね。

自然体でリラックスしてベストパフォーマンスができるように、気持ちのコントロールとか体調コントロールとか大変だったと思います。ジャンプの修練された技術に加えて金メダルに対する思いや仲間に対する思いが今回のメダルに繋がったんでしょうね。個人銀メダルでは喜びあふれていた葛西選手。団体の銅メダルでは仲間に対する思いで泣いていました。

伊東大貴の闘い！ひざが痛い

フラワーセレモニーで葛西選手に肩を貸してもらいながら歩いていた姿がとても印象的でした。痛かったんでしょうに。そんな事は微塵も感じさせない130メートル超えの素晴らしいジャンプは力強いものでしたね。競技直後のインタビューにこっちも泣いてしまいました。

竹内択の闘い！難病『チャーグ・ストラウス症候群』

チャーグ・ストラウス症候群ってどんな難病？

アレルギー性肉芽腫性血管炎ともいいます。

気管支喘息やアレルギー性鼻炎を有する人に、白血球の一種である好酸球の著明な増加を伴って、細い血管に血管障害（血管炎）を生じる病気です。

http://www2.nanbyou.or.jp/46_B.html

気管支喘息発作、手足のしびれ（末梢性神経炎）、出血斑（紫斑）、関節痛・筋肉痛、腹痛・消化管出血（胃・腸の潰瘍）、体重減少、発熱などです。時には、脳出血・脳梗塞、心筋梗塞・心外膜炎、消化管穿孔を生じることもあります。

http://www2.nanbyou.or.jp/46_B.html

大変な状況だったんですね。世界の舞台で大健闘する姿からは、病気と戦いながらオリンピックに出場しているなんて誰も思わなかったのではないでしょうか？メダル獲得直後のインタビュー時に葛西選手が泣いていた意味がわかりました。

同じ病気で苦しんでいる人たちにも、そうでない人たちにも団体ジャンプの銅メダルの意味というのは葛西選手の銀メダルと同様に勇気づけられるものになりましたね。